羊蹄チャレンジ(3)

11時48分。ようやく外輪に至る道の肩(1,684M)に出る。
既にスタートから4時間15分が経過。流石に標高差があると時間もかかる。
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あとは小屋を見下ろしながら登っていくが…。
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ここに来て羊蹄の本性が。
ガリガリと登ってきたところに現れる砂礫の急登。滑ることこの上ない。
そして傾斜が結構キツい。それまでのペースで登ると息が上がる。
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こぶし大の石がそこらじゅうにゴロゴロ。足元を見て歩かないと滑って転ぶ。
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天気が良いので、登ってくる人も多い。
中には「え?」と思うような格好で登ってる人もいるが…。
羊蹄くらい時間を要する山だと、そんな格好で来る人も少ないと思っていたけれど。
案外いるものだね。ま、旭岳でも綿Tシャツ+ジーンズ+手ぶらな人いたしな…。
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12時3分。真狩コース終点着。
だがここがゴールではない。樽前山の外輪に東山と西山があるように…。
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山頂は外輪の反対側。ここはまだ通過点に過ぎない。
左へ行けば旧山小屋・倶知安(比羅夫)コース・北山(1,860M)を経由して山頂(1,898M)に至る。
右へ行けば急峻な岩場を縫うように進んで山頂に至る。
どっちを回っても30分はかかる。ぐるっと1周しても往復しても1時間。
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火口を臨む。深さは…ゆうに200Mはあるだろう。
写真中央部のギザギザなところが真の山頂だが、既に時間は12時。
行って戻って13時くらいだろうか。下山にも同じくらいの時間が掛かるだろう。
仮に4時間だとして下山は17時過ぎになる。そして、この日の日没は17時40分頃。
山の中であることを考えると、17時半までには下山していないと危険だ。
お昼ご飯を食べる時間も取らねばならない。強行してもいいが…。
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やむを得ず、我々はここで引き返して山小屋へ向かうことにする。
そもそも「登れなくて元々」で挑んだ羊蹄。ここまで来られただけでも勲章モノ。
真狩コース終点から少し進んだ地点で記念撮影をし、そこを我々の頂上とした。
ただ、この山の感覚は掴んだ。足りないモノも分かった。
真の頂上には来年挑めばいいだろう。
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遠くに見えるのは駒ヶ岳か?こんなに左右に広がった山ではないと思うが…。
方角からしたら狩場山(1,519.9M)だろうか。

撮影日:2014/9/14(虻田郡ニセコ町/羊蹄山真狩コース~外輪)
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by Rufard | 2014-09-24 00:49 | 真狩 | Comments(0)