聳える
2011年 06月 30日
本当に山奥で、"人里離れた"という言葉がしっくりくる。
民家も何もなく、道路は急に舗装状態が悪くなり、くねくねと蛇行を繰り返す。
遺構らしき橋や鉄道の路盤跡はそれとなしに分かるものの、不安になってくる。
だが、その不安の向こうには素晴らしい景色が待っている。
敷地内には、往時の風景を写した看板がある。
今の姿からは想像も付かないほど、巨大な施設がここにはあったことを伝えている。
澄んだ青空に映える朱の櫓。
ここで使うなら…このレンズでしょ。
じっくり旧産炭地と向き合うことのできる場所。
…しかし、Distagonの出す色は変態だわ(笑
撮影日:2011/5/15(美唄市東美唄町一ノ沢/炭鉱メモリアル森林公園)
使用フィルム:Kodak Professional / EKTACHROME E100GX/36EX
(今回のフィルムはnanamiさんからご提供いただいたものです。感謝!)
#1:Planar T* 50/1.7 MMJ
#2~4:Distagon T* 25/2.8 AEWG
うおー、青いですね。びっくりしました。ここまで青いとは。
しかもオレンジ色との対比めっちゃいいじゃないですか。
3枚目もいいです。
どれもひっそり佇んでいる風情が「かつて」に思いを馳せさせてくれますね。
本当にラスト5枚、このレンズを使ったものの青さといったら。
コレを見ると、ariariさんが変態レンズだと言っていたのが分かりますw
青さを楽しめたのもnanamiさんからのご提供あってこそです。ありがとうございます。
往時の姿を捉えた写真が掲載された看板、凄いです。
本当に巨大な施設があったのかと目を疑うくらい。
ここに残っているのは「かつて」のほんの片鱗に過ぎないことを実感します。